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第5回 妙法の行進

平成19年 7月吉日

日蓮聖人門下各聖各位

                             「妙法の行進」事務局土屋 信裕

第5回「妙法の行進」インド

合掌

立教開宗750年を契機として、妙法流布による世界の平和と繁栄を築く活動を推進してきた有志は、共産主義革命と内戦によって悲惨な事態を経験し、仏教国として再興を図っているカンボジア王国において、宗教省及び仏教各派と協賛して三年間の「妙法の行進」を行って参りました。そして、昨年度第4回の「妙法の行進」は仏教の聖地であるインドの霊鷲山及びブッダガヤにおいて、インド仏教界と一致協力して実施致しました。

インド共和国は、イギリスからの独立時に法務大臣となったアンベードカル博士による50年前の仏教大改宗運動を契機として、急速に仏教徒復活の兆しを見せておりますが、サンスクリット語による「サッダルマ・プンダリーカ」を翻訳したヒンディー語版は刊行されているものの流通するには至らず、無論日蓮聖人が肝心とされる羅什訳「妙法蓮華経」からのヒンディー語版は存在しない現状にあります。そこで「妙法の行進」では、カンボジア王国に引き続くインドにおいても、現地仏教界と協賛して400名の僧侶を動員し、世界の平和と繁栄を願う唱題行脚に合わせて、寿量品第十六を完全な内容で収録し、現地ヒンディー語に翻訳編集された要約「妙法蓮華経」を、題目の信念を広宣流布させるための先駆けとしてインドの新生仏教徒に広く施本致しております。

日蓮聖人は、諌暁八幡抄に「日は東より出づ、日本の仏法の月氏へ還るべき瑞相なり」と、13世紀には仏教が壊滅状態となってしまったインドへ、法華経を中心とする日本の仏教が帰還することを予言し、その果たすべき使命を御遺戒として門下に託されております。今年度で最後となる第5回「妙法の行進」は、数十万人の仏教徒が待つナグプールの「仏教徒改宗記念祭」に併せて盛大に行なわれる予定でおります。しかしながら、皆様方からの厚き賛助を以て、これまで「妙法の行進」事業の運営費を計上することが出来ましたものの、回を重ねる毎に参加者・賛助者の方々も年々減少し厳しい状態でございます。どうか、このような意義ある「妙法の行進」に、是非とも宗門の皆様の御高配を賜わり度、宜しく御願い申し上げます。

南無妙法蓮華経

※リーフレットに記載されております(株)大陸旅遊のメールアドレスに誤りがございました。正しくは「tlc@tairikuryoyu.co.jp]です。謹んでお詫びし訂正申し上げます。